坂本自然(じねん)農園

坂本自然(じねん)農園

天保年間創業、坂本自然(じねん)農園。

一枚目の写真は40年余り前、建て替え前の坂本家旧宅です。
坂本家は、180年前の天保年間にこの地に移り住み、この家を建て、先の大戦で長男の叔父は南方で戦死。父が跡を継ぎ、農地改革以前からの自作農家として生きてきました。
私で5代目になります。

2枚目以降の写真は、30年前の音田集落の棚田風景です。
25年前、米作りを繋ぐため農地の整備を行い、米を作り続けました。
今では、かじか鳴きほたるが乱舞する「雨滝ほたるの里」、つなぐ棚田遺産「雨滝音田(あまたきおんだ)の棚田」として、人々が集う美しい風景となりました。
米も世界一との評価を受けました。

有史以来、ほんの少し前まで、農村はどこでも自然栽培、有機栽培で米を作り暮らしを立て、家族や地域を守ってきました。
人と自然が共生する「自然(じねん)」の米作りです。
農民が本物の米作りを忘れ、誇りを失った結果が、今の農村の姿ではないかと思う時、これから目指す米作りの方向は自ずから決まります。

自然(じねん)とは
自ずから然らしむ、ありのまま、人と自然(しぜん)の共生。

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