米の安心
「米の安全は、無農薬や無化学肥料のことだが、安心は丸ごと人としての信用。」
今年の米コンクールで、米のレジェンド石井稔さんが仰ったこと。
「お米など食の安心は、作り方よりも誰が作ったかだと思うんよ。」
米職人駆け出しの頃、松山市内で安心の食事を提供している「茶房 ひょん」の女将、大屋さんが仰ったこと。
私自身、まだまだ人としての信用には及びませんが、安心の米を追い求めて来ました。それが無農薬又は徹底した減農薬、無化学肥料、「味、安心、品質」の米だったりするのですが、なかなか販売の道は険し。
昨日JAへ、ほとんど書く所がない米の栽培履歴を提出するに当たって改めて「栽培指針」を見て、一つ一つ農薬の成分数を調べて驚き。
ほとんどの農家、慣行栽培のお米には、あの問題となっているネオニコチノイド系の農薬はもちろん、20成分以上の農薬が使われている。とても高価で散布には大変な労力と危険性。
荒れていく農地、寂れていく農村。
一体誰が儲けているんだろうね。
美味しくなけりゃ始まらない。
しかしそれ以上に、今皆さんが食べているお米、農家として、知ってしまえば子や孫には安心な食を食べさせたいと思うこの頃です。
正規の商品だけでなく、30kg、8000円のかなり美味しくて安心な特別栽培米(やや小粒)もあります。
ただお伝え出来ていないのは私の努力不足かも知れませんね。。