古式 恩田千年之米について その1

古式 恩田千年之米について その1

 

 

11月7日、ついに恩田千年之米が出来ました。

調製作業最後の夜は、自らの手で米の選別機に投入。
出来上がった力強い玄米を見ていると、一年の米づくりの軌跡がよみがえって来ます。
まさかこのようなお米が自分に出来るとは思いもよりませんでした。
しかもたった一年で。

昨年、その意味さえも分からず、突然惣河内神社新嘗祭の「献穀人」に指名されました。
丁度、穂田琉米の水をいただく龍神伝説の深淵、清流と太古の森「雨滝」を眼前にする、ファーム横の田んぼを自らパワーショベルを使い造成中し、ここを御神田と定めました。
ここなら、どこにもない日本一の田んぼが出来るはずと考えたのです。

日本各地の里山や棚田を少なからず訪れた自分。では、日本一の田んぼとは何だろうと考えたとき、今治市の大山祇神社へと車を走らせたのです。12月の雨の日のことでした。
田んぼを眺め、風景を眺め、観察し、沈思黙考すること数時間。神社の「斎田」をスケッチし、新たな田んぼの構想を練りました。

水ぬるむ3月、やっと造成が完了。

(続く)